【短編】最後に言わせて


なのに、あたしもやっと2人を心から応援できるって


思ったのに


そんなとき潤から久しぶりに連絡がきた


『先輩とうまくいっていない』って。


でも、なんであたしにそんなこと言うの?って

気持ちよりすぐに


あたしにもチャンスあるかも...って思っちゃったのは


きっと口では諦められていたけど


心ではまだ潤のこと想っていたからなんだって気づいた




そこからマメに連絡とるようになって



あたしの心を再び完全に奪ったのはそれからすぐだった



『待ってて』って。


待ってて...ってなに?

そんなことしていいの?


信じていいの?



さすがに信用しきれなくて返事を返さなかったけど


確かにあたしは待っていたし


好きなって気持ちがまた大きくなっていたのは確かだよ





なのに...また潤は裏切った




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