君が言ったんだ。
ガラッと教室のドアをあける。


一瞬、目線が集まるものの興味がなさそうに元に戻る。



ガヤガヤとうるさい空間の中、私はひとりだった。


私自身あまり人となれあう趣味はなく、どちらかというと
ひとりがすきだった。


強がりとかじゃなくて、ホントに。


新しい教室


新しいクラスメート


新しい机


変わらない私


私ひとりが変わらないまま、ずっとこうやって、うつむいているのかな。



こうやって。


ずっと。


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