君が言ったんだ。
嫌な予感しかしない。



「明日までに提出しなきゃの書類、手伝って欲しいんだよね。
ほら、雨宮さん頭良さそうだし!」




そういえば、3人の中の1人は学級委員長だった。



「ごめんなさい、今日はあいにく忙しいのでっ!」




断ろうとした私の反対を押し切って、手に無理やり渡す学級委員長。



「ごめん、私も暇じゃないんだ。明日までにお願いね?」



3人からの圧力に


勝てるはずもなく……



唇を噛み締めて頷く。


「ありがとー!じゃっ、また明日!」


残ったのはずっしりと重い紙の束と敗北感。

やっちゃった……


< 7 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop