海月物語。
居候
 海斗は、客間に来海を入れる。
「ここで、2、3日休んだらいい。」
海斗は、来海を客用のベッドへ寝かせた。
「で、でも。」
来海は、海斗の好意に甘えていいのか悩んでいた。
「大丈夫。ここは、俺んち。一人暮らしだから。それに、俺はなにもしない。手だしたら、警察呼んで良い。他に文句ある?」
にっこり笑う海斗の額には、汗が目立っていた。
「なんでここまでしてくれるの?」
「ほっとけないだろ。」
海斗は、来海の問いに答えるとすぐに部屋から出て行ってしまった。
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