海月物語。
「さぁ、本日のイルカショー!!お相手は、私、大森海斗と、イルカの、ティンクです。よろしくお願いします。」
«パチパチパチ‥‥»
イルカショーが始まった。海斗は身振り手振り大げさに愛嬌良く挨拶をした。イルカのティンクも、ジャンプを炸裂し、場を盛り上げた。
 劇場に鳴り響く音楽に合わせ、ティンクはダンスをしたり、回ったり芸を披露した。ティンクの高いジャンプで水が客席に飛ぶ。それも、盛り上がりのひとつである。海斗を背中に乗せたティンクがプールを一回りして、ショーは終わった。
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