恋吹雪


あたしはその日1日。


あなたのことを考えないようにしていた。



「ふぅ〜・・・・」



「なぁにため息ついてんだ?」


「拓斗!?べ・・・別に!」


「なんか困ってることあったら言えよな?」


「えっ・・・・ありがと」


「元気出せよ?」


「う・・・ん」




ビックリした。

拓斗がそんなこと言うなんて。
なんか意外。


「大丈夫大丈夫!」


優のことなんて簡単に忘れられるって!


あたしは自分に言い聞かせた。



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