恋吹雪
小さな鼓動


あっと言う間に時間が過ぎ。


今日は学校1人で行ってます!



沙南意味分かんないしっ!


避けてたからだよね・・・・。
うん。絶対。


「ふぅ〜」


愛実も一緒になってするからね。



まぁいいけど!

慣れているから・・・・・。



あたしは信号待ちをしてた。


「香音おは〜」


「あっ・・・・拓斗」


「今日1人なの?いつも、あいつら達と行くじゃん!?」

「今日ちょっと・・・おいていかれちゃったみたい!」

「へぇー」


「寝坊しちゃったのっ!」



ハハハッと笑った。


言えないよ・・・・。


まるで弱虫じゃん!

あのときのようになりなくない!


拓斗になんか言えない。



「じゃ学校で」


「あぁ・・・・」



拓斗はちょっぴり悲しそうな顔をしていた・・・・。




あたしは気づかなかった。

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