恋吹雪


「優また1位だね-!?」


「じゃぁ次、全国大会出場じゃない?」


「そうだね!」





優は1位だった。




「ねぇねぇ!今日、優クンの誕生日らしいからコレに何か書いて!」



先輩が紙を渡してくれた。



そっか!!
今日・・・・優の誕生日なんだ。



「愛実!先、書いていいよ?」


「分かった」



愛実はおめでとうって書いていた



―――――――――――――――

良かったね!!

おめでとう。


―――――――――――――――


あたしはこう書いた。




「何が良かったの?」


愛実に聞かれた。



「え・・・だから優勝のこと」


「分かんないじゃん!」


「えー分かるよ!!」


「ただ良かったね!だけじゃ分かんないでしょ?」


「あっ・・・そだね!」




確かに良かったねだけじゃ分かんないかも・・・・。



でも優なら分かってくれるよね!?


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