恋吹雪
このときだって
大丈夫だって思っていたんだ。
でも否定しなかったことにはショックだった。
「そんなわけねぇだろっ!」
って笑いながら言って欲しかった
実際は見てないけど。
「・・・・はぁー」
「怜?平気?」
「ダメだよ。食欲ない」
「ヤケ食いしちゃえ!」
今は給食の時間。
怜は机に寝そべっている。
そのななめ前には拓斗もいる。
「香音。怜どうしたんだ?」
「あっ!・・・・優のことらしいんだけど」
「そうか。俺も最近、優と話してねぇな」
「・・・・そうなんだ」
拓斗が話しかけてきてちょっとビックリしたけど。
普通に話せたよね・・・・?
良かった・・・・。