恋吹雪
美乃里の勢いは止まらなかった。


「イェーイ!!!」


もう一点入れられました。

「もう時間がないよー」


「香音っ!絶対勝とうね!?」


「えっ・・・あっうん!!」


なんだぁ。みんなやる気じゃん。
熱くなってるのあたしだけかと思ってた。
そんなチームの言葉を聞いて少しだけ元気になった。

絶対負けないんだから!!


「香音!!シュート!」


パスが回ってきた。こんな所からは絶対入らない。
入るはずない。

その一瞬に賭けるか・・・・・・・?








答えはもう決まっている。








シュート!!!!!!







ダンッ・・・・・ガンッ


お願いお願いお願い!!
目を瞑った。
ゆっくりと目を開けてみる。


< 236 / 265 >

この作品をシェア

pagetop