恋吹雪


「ハァハァー・・・」



あと1キロ。



あたしは何回も後ろを振り向いてばかりいた。





優がいるんじゃないかって


優が来てくれるんじゃないかって




ずっと思っていた。




あたしは優を待っていた。


追いつこうなんて思いもしなかった。



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