恋吹雪
愛実の番・・・・。
─────・・・・・・
ガタン!
バーが倒れてしまった。
「あ-あ・・・1回目で失敗しちゃったよ」
「大丈夫だって!」
「香音頑張っ!」
「うん」
スッ・・・・!
跳べた〜!
「やったね!」
「うん!」
賞状は貰えないが、10位ぐらいだった。
「おめでと〜!」
「ありがとっ」
まさかこんなに跳べるなんて思ってもいなかった。
「スゴいね-!」
「ありがとう」
「てか優じゃん!」
愛実がトラックの方を
指差した。
「ほんとだ・・・・」
「応援しよ!?」
「そうだね!」
でもみんな速そうな人だな・・・。
位置について
よーい───・・・・ドン!
一斉にスタートした。
「優頑張って〜!」
「頑張れ―!!」
優はダントツだった。
100メールぐらい引き離していった。
「うそっ・・・・!」
「優スゴい〜!!!」
「えぇ─・・・・」
「香音!?驚きすぎ!」
「だってダントツだから」
優はやっぱりスゴかった。