春灯〜日々幸せに思う〜


「あ、遼平はなに入ってたの?」



「俺?手紙のみ。」



「それちょっと音読してよ!」


「いや、はずいからやめとくよ。笑」



「えー、つまんなーい。」



「じゃあ、春輝は?」



「俺も手紙だけ」



「じゃあ、春輝が音読かな。」



「嫌だわ。」


春輝は笑っていた。


私は何か忘れている気がする。


なにを忘れているんだ。



< 10 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop