春灯〜日々幸せに思う〜


「ヒューヒュー!

紗南のこと好きだったの?春輝って!知らなかった〜」


「春輝は紗南が好きだったのか〜んまあ、私はなんとなく分かってたけどね♪」



私は黙って拍手だけを春輝にした。


「じゃあ、次!遼平!」




「20歳の俺へ


俺の夢はプロ野球選手になることです。
その夢は限りなく叶えられないに近いかもしれない。

でも俺は努力し続けています、だから今の俺も頑張ってな。


それに2人を見守ってあげてください。
俺は野球一本でゆけよな。



だってさ。」




「なになに、2人って誰のこと?」


「しらねーよ、裕香と拓人のことじゃね?」


「んまあ、確かにあの頃の拓人ってちょっと浮気性だったよね?」



「1回他の女と高校の時にヤッたって言われた時はまじ別れようってさすがに言ったからね。」


「え、なに拓人って浮気したの?うわ、サイテー。」



「ちょ、ちげーんだって、あれは先輩が…!」



あははなんて懐かしく笑うみんな。



拓人と裕香はずっと前から付き合ってて、夏美はずっと国際結婚しか興味ないってあの頃言ってて…



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