脱☆幼馴染大作戦!
私はブンブンと顔の前で手を振って否定する。
し、清水くんはそんな不純な人じゃないし!!
真面目な好青年だし!!
「えーうそー信じらんない」
日向がムスッとした表情で清水くんを見る。
「いや、別にそんな気はないけど…」
と、清水くんも苦笑いでやんわり否定。
「しないっていう保証ないもん。
もし色香がめっちゃ可愛い格好してきたらどうすんの。襲う?」
お、襲うって…あんたねぇ…
「ま、色香のくせに色気もくそもねぇもんな!!
シミズが襲うわけないか!」
「…うぅ、ムカつくぅぅ!」
ケラケラ笑う日向に、私は拳を振り下ろす。