脱☆幼馴染大作戦!
「ふははっ、柏木さん、顔真っ赤。」
「えっ、ええ!?嘘!?」
私は恥ずかしくて手で顔を覆った。
それから、そっと耳に触れてみる。
麻痺したみたいに、日向が噛んだところが熱い。
「そうなんだ、柏木さん。」
ニヤッと笑って清水くんがそう言うから、私は訳がわからなくて首をかしげる。
「ちょっとしたことで、すぐ緊張しちゃうんだ。良いこと聞いた。」
…!?!?
なんですか、その意地悪清水くん!!
かっこよすぎて死ねるんですけど!!
「帰ろっか」
変わらずニコニコして手を差し出す清水くんに、
「う、うんっ」と頷いて手を握り返す。
な、なんか胸いっぱい。
日向に女の子扱いされたからか、
清水くんと手を繋いでるからかはわからないけど、
なんか、私今めっちゃルンルン。