脱☆幼馴染大作戦!
「そんな顔ってどんな?」
私が首をかしげると、
「…うっざムカつくやっぱシミズってマジない。早く別れて」
と、また意味のわからないことを言う。
「えー、日向、シミズくんのこと気に入ってたじゃん!」
「違う。顔もダメ!身長もダメ!
他も全部ダメ!」
「それめちゃくちゃじゃん!
性格もいいし、かっこいいし、身長高いしいいじゃん!」
「それがダメなの。」
「意味わかんないよ…」
「もし、性格悪くてさ、ヤンキーとかで
色香のこと全然考えてはないような奴だったら…」
「だったら?」
日向が黙って私を睨む。
「ああああああーーーっ!!
いぃぃろぉぉかぁぁぁぁ」
うるせええええぇ!!
とんでもない大声で私の名前を呼ぶ。
もっと普通のボリュームで呼べないの!?
「何!!」
「テースートー」
「テスト?」
「らいしゅー」
………
へっ!?
そ、そういえば、
来週、定期テスト!?!?