脱☆幼馴染大作戦!



ちょうどテスト1週間の今日から、

放課後、私と清水くんは日向の家で勉強を教えてもらう。



今日は、学校で部活の日向を待つ場所がなかったから

私の家で少し清水くんと2人で勉強してから、日向の家に来た。



「で?ここが?」

「は?何言ってんの?何の話?」

「だーかーら!ここ!何でこんなこと、わざわざ書くの?

上でこれ、同じこと証明してるじゃん。」

「…え、そ、そうなの?色香ってそうなの?

そんな猿でも分かる内容をも理解できてないの?

え?じゃあ何?昆虫かなんかなの?」



「うわー、ほんとムカつく。

そんなんじゃいつまで経ってもモテな………___」



あ、ダメだ、こいつ学校の王子様だったわ。



「なー、日向ここは?」

横から入ってきた清水くんは、いつの間にか日向って呼んでるみたいだ。


日向は相変わらず、シミズだけど。

(しかもカタカナ。)



「物理?ちょっと見せて。

あ、違う。ノートの方」





割と清水くんには普通に教える日向。


なんだこの扱いの差は。


私さっき、昆虫扱いされたんだけどな。





< 41 / 73 >

この作品をシェア

pagetop