脱☆幼馴染大作戦!
ちょうどテスト1週間の今日から、
放課後、私と清水くんは日向の家で勉強を教えてもらう。
今日は、学校で部活の日向を待つ場所がなかったから
私の家で少し清水くんと2人で勉強してから、日向の家に来た。
「で?ここが?」
「は?何言ってんの?何の話?」
「だーかーら!ここ!何でこんなこと、わざわざ書くの?
上でこれ、同じこと証明してるじゃん。」
「…え、そ、そうなの?色香ってそうなの?
そんな猿でも分かる内容をも理解できてないの?
え?じゃあ何?昆虫かなんかなの?」
「うわー、ほんとムカつく。
そんなんじゃいつまで経ってもモテな………___」
あ、ダメだ、こいつ学校の王子様だったわ。
「なー、日向ここは?」
横から入ってきた清水くんは、いつの間にか日向って呼んでるみたいだ。
日向は相変わらず、シミズだけど。
(しかもカタカナ。)
「物理?ちょっと見せて。
あ、違う。ノートの方」
割と清水くんには普通に教える日向。
なんだこの扱いの差は。
私さっき、昆虫扱いされたんだけどな。