脱☆幼馴染大作戦!



「やっぱ今のなしね。シミズが悲しむから。」


「え、あ、うん…」

「シミズはいい奴。」


「うん!」


日向はそう言って、私を抱きしめる手の力を強める。


「色香かわいい」


「…っえ!?は!?はぁ!?」


日向今、なんて!?


かわいいって…、、、日向が私にそんなこと言う!?


「シミズと話してる時の色香、超かわいい。

俺と話すときにも、鬼みたいな顔じゃなくて、あんな顔して」


「鬼って何よ。」


口ではそうつっこみながらも、頭の中ではちょっとヒートアップしてて

うまく表情が作れない。



日向が可愛いって言った。


それが、なんでか分からないけれど
こんなに嬉しいから、

ちょっとびっくりしたんだ。

なんで、わざわざこんなにドキドキするかが分からないから、パニック。


これだから、バカは困る。




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