Live as if you will die tomorrow
真夜中。
『葉月が花音ちゃんにやらかした』
そう崇から連絡が入って数分後には、俺は車を走らせていた。
『どうも、強い酒を飲ませたみたいなんだ。花音ちゃんはお酒飲まないって言ったのに、俺がノンアルコールを勧めて、、、葉月に注文したら、あいつ…』
ー馬鹿だな、葉月は。
追い越し車線で、ぐんぐん加速しながら、自分の妹に呆れる。
ー短絡的過ぎるだろ。
『え、なんで花音ちゃんが来たかって?…零に会いに来たみたいだったけど。生憎不在だったんだ。』
アクセルを踏み続けつつ、他車のライトに目を細めた。