Live as if you will die tomorrow



一番厄介だったのは。



「燈真君、ご飯の時間ですよー!」



朝飯と夕飯の際、全員集合させられること。



「あの、、ノックとかしてもらえますか。僕、一応勉強とか、してるので…」


苦笑しながら言うと、柊は必ず、しまった、という顔をして。



「ごめーん!!そうだった!でも、美味しいハンバーグ作ったから、皆で一緒に食べよう?!それから勉強は仕切り直して!ね?」



謝る癖にかなり強引。


結局断れずに、俺は食堂に連れて行かれる。




「あ、お兄ちゃん!見て見て、しゅうちゃんのハンバーグ!」



ちゃっかり席には葉月が座っていて、父親も出来る時には食事を共にした。

それ迄、家族全員が顔を合わせるのは大概外だったのに対し、柊が来てからはほぼ家に変わった。



「良かったね、葉月。いつもありがとうございます。」



「いいのいいの、これくらい当たり前。さ、冷めちゃうし、食べよ食べよ。いただきまーす!」



「いっただっきまーす!」


「…いただきます。」




家政婦に任せておけば良いものを、掃除も洗濯も料理も、家政婦が困ってしまう位に、行った。

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