Live as if you will die tomorrow
「これから?」
信じられないことを言われて、目を丸くする人間の気持ちがわかった。
まさに今俺は、恐らく目を丸くして、崇を凝視しているだろう。
崇は舌をちょろりと出して。
「えへ。」
目を瞬かせてみせるが、逆に気分が悪くなる。
「今日はー」
「そうなんだよ、よく考えたらミコト達も普段この時間に来ないんだよなぁ。呼ぶことしか考えてなかったから、適当に今日の日付出しちゃったけど、ミコト達にアポとるの忘れてた。」
えへへ、第2弾。
「気持ち悪いからやめろ、それ。なんの冗談だ。」
言いながら、頭を抱えた。
「連絡先は?」
「ー後で訊けばいいかと。絶対くる自信あったし。」
馬鹿だ。崇馬鹿決定。
俺は大きな大きな溜め息を吐いて、カウンターに両手を付いた。
顎をぐっと引き、崇を睨みつける。
「お前暫く無報酬で働けな。」
ピキ、と崇が固まった所で。