デスアンサー
何でこんなところに来てしまったんだ。
こんな奴無視しておけばよかったんだ。

視線の先にいた美波の手には、ギラリと光る包丁が握られていた。

「あんた…何でそんなもの…」
「……」

何も言わない。気持ち悪い沈黙だけが、私達の間に流れていた。

…逃げないと。
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