デスアンサー
ーーあの家にはもう帰れない。

とりあえず遠くへ行こう。私の罪を知らない所へ。


「お嬢さん、何処へ行くのですか?」

嘲笑するかのように、悪魔は囁く。

「うるさい。貴方には関係ない。」

追い払おうと冷たくする。

「貴方はどうせすぐ捕まります。」
「そんなのわからない!もしかしたら...もしかしたら逃げられるかもしれないじゃない!」
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