お天道な君
雲の上でみんなを見守る


事故があったり殺人があったり


新しい命が生まれたり


その度に部屋の隅の紙たちはなくなったり増えたり


1人の女の子が泣いている


迷子みたい


だからなんだ


国全体見渡せばそんなもの何百といる


同じ時に違う場所で


どれだけの人が泣いているだろうか


そんなこと考えていたら僕がすることはただ1つ


そっと目をそらす


それだけだ
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