悲恋-HIREN-



───……‥‥




「えぇ!!

優介に誘われたぁ!?」




優介と将希は先に帰ってしまいあたしは那智と話していた。


そして優介に誘われたということを那智に話して今にあたる。




「やっぱ優介って………」




「ん?

………どうしたの?」



那智は小声で何かを言ったみたいだがあたしには聞こえなかった。



「あ、ううん♪

いいじゃん!デートしてきなよ。」



「う、うん…………。


けど、どうすればいいの?」



だってクリスマスに優介と一緒なんてどうやって過ごせばいいの?



「普通にしてればいいんだよ♪

例えばぁ、可愛い格好して行くとか?」



なんか今から緊張してきた……。

もし格好が変とか思われたら嫌だなぁ……。




「………あたしも、将希と一緒に過ごすかも。」



那智がポツリと呟く。


将希も那智のこと誘ったんだ!



「よかったね♪

寂しいクリスマスじゃなくなったよ!」



「あぁー、バカにしてる?」



「してない、してない♪」





こうゆう関係がいい。


ただ単純に一緒にいて楽しいことを話す。

その場だけじゃないけどただ二人って感じがいい。






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