悲恋-HIREN-





「めっちゃかわええ!!」



優介の前に出た途端にこの一言。

後ろにはお母さんがいて微妙な笑いが聞こえる。


嬉しいけど恥ずかしいな。



「じゃぁいってくるね。」



「あ、紗和。

春日くんが帰ってきてるらしいからこのお菓子届けてきてくれる?


クリスマスイブだからプレゼントとして渡したいのよ。」



「え!?やだよ!!」



断ったのに強制的に行かされた。



隣には優介がいる。

もし春日が見たら優介に殴りかかりそうだなぁ。


なんて考えながら春日の家に着いてしまった。



「なに緊張してんねん。


ちゃっちゃと終わらせよ。」



そう言い、優介の指はインターホンを押した。


こうゆうときの男ってかっこいいなぁ。


とか思ってるとドアが開き‥…………………





春日が出てきた。


こんなに神様が酷いとは思ったことはないよ?







< 52 / 104 >

この作品をシェア

pagetop