悲恋-HIREN-
11。
あたしと優介はそのまま予定通りに過ごすことにした。
まず昼食を食べることに………
あたしたちは高そうなレストランに来た。
優介が予約してくれていたらしい。
お店の中はとてもおしゃれで大人な雰囲気だ。
「すごい………。
まさか同い年の男子とこんな店に入るなんて思わなかった。」
「そうやろ♪
紗和が好きそうな場所調べたんよ。
クリスマスイブは女の子にとって大切やから。」
優介って人のことよく考えながら行動してるんだなぁ。
優介のこうゆう一面にはいつも驚かされる。
「優介、ありがとう♪」
「どういたしまして。
じゃぁ今日はせっかくやし……………」
……………?
優介は椅子を引き、
「どうぞ?」
エスコートしてくれた。
あたしは思わず笑っちゃったけど正直嬉しかった。