悲恋-HIREN-



春日はあたしの服装を見て、驚いているみたい。



そのまま春日は席に案内された。

残念ながらあたしの席から春日の席は見えなかった。



「アイちゃん、飲み物何がある?」


齊さんが質問してくる。



「えっと…………

オレンジジュースとストレートティーとコーラとジンジャーエールがあります。

あと食べ物はフルーツとサンドイッチが。」



「じゃぁコーラ!

あとお腹空いたからサンドイッチも!」



「かしこまりました。

少し待っててください!」



あたしは席を立って裏に向かった。


「ねぇねぇ、齊さんってイケメンだね?」



那智が声を掛けてきた。



「………そう?

あたしは思わないけどなぁ。」



那智は男なら誰でもいいんだよね。



『紗和!!指名きたよ!!』



あたしはカウンター役の友達に呼ばれた。



「うーん。

紗和って今のとこNo.1だよねぇ。」



那智の言葉を無視して齊さんのとこに飲み物とサンドイッチを届けに行った。



「齊さん、コーラとサンドイッチです。

あとあたし、指名されたんでヘルプつけますね。

じゃぁ失礼します。」



そう言い残し、案内された席に向かった。






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