意地悪上司に求愛されています。(原題 レア系女史の恋愛図鑑)
私は、沢コーポレーション本社で営業事業部の主任をしている。
勤続うん年。仕事、仕事、仕事の毎日を送ってきた。
仕事以外のことには脇見も振らず、とにかく仕事が恋人とばかりにがむしゃらにここまでやってきた。
出世だけが私の幸せ。仕事こそ私のすべて。
会社にだってかなり貢献していると自負している。それなのに―――
「お腹減ったわ……」
そういえば昼休憩中に取引先から電話が来て慌ただしかったため、昼ごはんを食べ損ねていた。
それなのに夕ご飯も食べずに残業……さすがにお腹も減るというものだ。
「よし、今日はこれで終わりましょう」
誰もいないオフィスだ。お疲れ様、と誰にも言われない。
お疲れ様、と小さく呟いて自分をねぎらった。
パソコンをシャットダウンし、机の上をキレイに整頓をする。
すっきりしたデスクを見て、気持ちのスイッチを切り替えた。
カバンを肩にかけ、忘れ物がないことを確認したあと、照明の電源を切る。
勤続うん年。仕事、仕事、仕事の毎日を送ってきた。
仕事以外のことには脇見も振らず、とにかく仕事が恋人とばかりにがむしゃらにここまでやってきた。
出世だけが私の幸せ。仕事こそ私のすべて。
会社にだってかなり貢献していると自負している。それなのに―――
「お腹減ったわ……」
そういえば昼休憩中に取引先から電話が来て慌ただしかったため、昼ごはんを食べ損ねていた。
それなのに夕ご飯も食べずに残業……さすがにお腹も減るというものだ。
「よし、今日はこれで終わりましょう」
誰もいないオフィスだ。お疲れ様、と誰にも言われない。
お疲れ様、と小さく呟いて自分をねぎらった。
パソコンをシャットダウンし、机の上をキレイに整頓をする。
すっきりしたデスクを見て、気持ちのスイッチを切り替えた。
カバンを肩にかけ、忘れ物がないことを確認したあと、照明の電源を切る。