沈黙の境界線
違う。
こんな私だからモカと知り合った・・・。
この私じゃなければモカと知り合うことはなかった。
今の私だから
モカに受け入れられた。
この私だから
モカは・・・・
会いたいと伝えてくれた?
滲みでる涙が零れ落ちる前の刹那
知らない間に心に呼び掛けていた。
私は
モカに理想を抱いた?
答えはNOなんだ。
モカがモカで
私を受け止めてくれるからこそ
いつしか会いたいと
ただ、純粋に思っていた。
私のために投げ掛けてくれる言葉を
パソコン画面の無機質な文字ではなくて
直に
モカの声で
私に伝えて欲しかった。
だから
会いたいと思った。