私の最強冷酷彼氏様
ガチャ
階段をのぼってすぐの扉をそっと開く
いちばん最初に目にうつるのは、やっぱり私の彼氏様。
この部屋でいちばん大きなソファに一人で座り、瞼を閉じている
「あっ、シノちゃん。」
その姿に釘付けになっているとき、聞こえた声
「あっ、朔さん、これ優さんが。」
そっと朔さんの前に、優さんからわたされたカクテルをおく
「ありがと」
そう言って優しく笑う朔さん。
朔さんは、アカツキの補佐官の一人だと優さんから聞いた。
いつも優しくて、私を妹見たいに可愛がってくれる朔さんは、私のお兄ちゃん的存在の人
そんな朔さんの隣で携帯をいじっている昴さん
おそらく携帯でゲームをしているのだろう
そんな昴さんは、見かけによらず子どもっぽくてすごく親しみやすい。
その横で眼鏡をかけて本を読んでいる、いかにも紳士な一希さん。
このなかで、アカツキと同じくらい無口。
それに、そうとう私が嫌いなのかいつも睨まれる。
そんなことはどうでもよく、瞼を閉じているアカツキに、そっと近づく