私の最強冷酷彼氏様



 近づく私に気づいた優さんが、軽く笑みをうかべる

「どうだった?」


「残念ながら寝てました…。」

「ふふっ、アカツキらしいね」

  まぁでも、めったにアカツキを見ることなんてできないから、気分はいいんだけどね

「あっ、私かえります」

「わかった、また明日ね」

「はい」

 誰も明日来るなんて言ってないのに、明日来ることを前提に話した優さん

 そんな優さんは私が明日、必ず来ることを知っている。

 いや、朔さんや、昴さんも、皆しってる。

 それほど私がアカツキを好きだから。


私もどうしてここまでアカツキを好きかわからない


 けど、あの日。

 あの夜、私の人生は変わった。



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