いけない!?同居生活
第1章
不幸のどん底
憧れの都会に出て早4年。
ひとり暮らしにも慣れ、仕事もなんとかこなしている日々。
憧れの東島先輩に日々癒され、事務の仕事に勤しむ日々。
十分に幸せで、満足していた日々。
それが、まさか一日にして崩れ去るなんて―――――。
「え――――」
「申し訳ないが、今月いっぱいで解雇という上からの決定だ」
「ど、どうしてですか!?」
そんな、首ってこと!?
待ってよ、困るよ!
生活が懸かってるのに!
「業績悪化に伴い、人件費削減の決定が下ったんだ。申し訳ない」
「それで、どうして私なんですか!?」
「それについては、上の決定としか言いようがない。守屋(もりや)さんは、まだ若いし他でも十分にやっていけると踏んでのことだと思う」
そんな―――――!!!
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