いけない!?同居生活
圭汰さんが私の事をどう思っていたのか。
私の気持ちを利用してあわよくばを狙ってた。
そう言う圭汰さんを見抜けずに幸せに浸っていた私って、なんてバカなんだろう。
情けなくて。
悔しくて。
春さんに、申し訳なくて。
「―――な、沙紀ちゃん?なんで・・・」
出てきた圭汰さんは、私の姿に顔をひきつらせた。
さっきの電話が聞こえていた可能性にもすぐに気付いたんだろう。
私はグッと唇を噛みしめると思い切り手を振り切り圭汰さんの頬を張った。
「―――っ、何すんだよ!」
すっかり素が出てしまっている圭汰さんは頬を抑えながら怒鳴る。
丁度やってきたエレベーターの扉が開いたのを確認し、私はなにも言わずに乗り込んだ。
「は、おい!」
我に返ったように追いかけようとした圭汰さんに構わず扉を閉め1階のボタンを連打した。