いけない!?同居生活
ズカズカと、音を立て歩く。
唇を噛みしめ。
ポロポロと落ちる涙も構わずに。
通り過ぎる人々がギョッとした顔ですり抜けていく。
私の姿は、とても滑稽だろう。
あんな人だとは思わなかった。
そんな風に悪態をついて見ても。
それが見抜けない、自分の間抜けさを呪う。
あんな人に、何年も憧れ、恋だなんだと騒いでいたのかと。
結果。
お世話になった人に迷惑をかけて。
悔しくて。
情けなくて。
憤る。
ああなんで。