いけない!?同居生活

まるで子供のように泣きながら。
そっと抱きしめられた春さんの胸の中で、ギュッと抱きついた。




｢ううっ｣

｢たくさん泣いたらいい。たくさん泣いて、それからまた笑いましょう｣



春さんの言葉が、温かく、私を包み込む。
優しく背中をさすってくれる温もり。



私はただその温もりに甘え、泣きじゃくった。




｢本当に、好きだったんだもんね。辛いわよね｣





好きだった。
辛い時も、しんどい時も、支えてくれたのは確かだった。


圭汰さんの事を想えば、辛い仕事も乗り越えられた。




本当に、好きだったの。




だから、苦しくて、悲しいんだ。




こんなにも、辛い。