いけない!?同居生活
あれが発作って、どういう事だろう。
精神的なもの?
わからないけど、春さんが何かを抱えてるのは確かだ。
「春馬が、ねれねぇのも、吐くのも、暴れんのも。過去に縛られてるから。あんな格好だって。現実から逃げてるだけだって、わかってるはずなんだけどな」
囁くように、独り言のように呟かれた言葉の意味が、私にはわからなかった。
私が突っ込んでいい話じゃない。
知らなくてもいいことだってある。
知られたくないことだってある。
私はただの同居人。
居候。
“女友達みたい”
そう思ってるのは、私だけ。
「でも――、今回の件のきっかけは、紛れもなく君みたいだし。一つ忠告」
「え」
「春馬を傷付ける奴は、俺が許さない」
鋭い眼光でそう告げられた。
冷や汗が、流れる。