いけない!?同居生活
「わ、わかってます!お、お、お二人の仲を割くつもりはないし!あの、その、春さんを傷付けるなんて、もうこれ以上しないって誓いますから!」
うわぁ、うわぁ。
初めて聞いた。
俺様発言。
俺のものに、触んな、的な。
お前は俺のもんだ、的な。
こんなイケメンな彼氏さん。
少し怖いけど、春さんの事を想ってだし。
春さんを傷付けてしまった私を敵視するのは当然のことだ。
「―――ん?仲?ちょ・・・」
「ふあああっ、おはよー」
倖也さんが困惑の表情を浮かべ何かを言おうとした時、遮るように扉が開き春さんが現れた。
まだ眠そうで、大きな口を開け欠伸をしている。
「あ?倖也、まだいたの?」
「まだって、誰かさんがベッド占領して寝るから俺はベッドから落とされるし。布団は剥がれるし。散々だったんだぞ」
「へぇ。それはごくろうさま」
春さんは、シレッとした表情であしらうように答える。