いけない!?同居生活


「そ、それより。春さんは大丈夫?」

「は?」

「フラッシュバックとか、起きてない?気持ち悪くない?ベッド行きますか?」



話してくれたのは安心したけど、無理してるなら心配だ。
私のせいでまた体調が悪くなったりしたら。



「あんた・・・、自分の心配しろよ」

「私は、なにもされてないし、自業自得だからいいの。私のせいで春さんが苦しむのはもう嫌なの」




はっきりとそう断言した。
私の本心。


春さんは一瞬目を見張る。



「―――ほんと、お前って」



そう囁いたかと思うと、すっと伸びた手が頬に添えられ、近づいてきた春さんの顔に、思考が止まった。



触れるような優しいキス。



え――――――?





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