いけない!?同居生活
「クリスマス?あたしは、仕事ね」
「俺も日中は仕事だな」
春さんと、今日も遊びに来ていた倖也さんにそれとなくクリスマスの予定を聞いてみる。
二人で過ごすのかなぁ、って思いながら聞くと二人とも仕事だって。
でも、そっか、平日だもんね。
「春馬のバーに行こうかな」
「は?来なくていいし。むしろ来るなら手伝え」
「なんでだよ」
「クリスマスって、結構カップル増えんだよ。中心街から外れてるから、そこまでだけど。普段と比べたら結構忙しいわけ。誠と二人じゃ結構きついんだよな」
おしゃれで雰囲気のいいバーだから、きっとカップルにはもってこいだろうな。
ああ、私も春さんのバーに行こうかなぁ。
どうせ予定なんてないし。
「私も、春さんのバーに行こうかな」
「おいでおいで。サービスするわよ」
「おい、なんでそいつはいいんだよ」
不機嫌そうに倖也さんがツッコむ。