いけない!?同居生活


「お前さ、春馬の事好きだろ」


バーからの帰り道、いやいやながらも倖也さんが家まで送ってくれた。
というか、そのまま春さんちに泊まるらしい。

一応、春さんが帰ってくるまで女の子一人の家なんだけどな、と思いつつ。
春さんにお世話になっている身だし、倖也さんに限ってないだろうしと一緒に帰り中。


突然、本当になんの前振りもなくそう言われた。



「うえぇ!?」




我ながら酷い声が出た。
なんで、気づかれたの!?

自分で確信したのだってつい最近だし、そこまで態度には出してないつもりだけど。




「な、なんでですか・・・?」

「春馬への視線みてたらわかるっつぅの」



そんなにわかりやすかったのか、私。
気をつけなきゃ。

春さんに気づかれるわけにはいかない。





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