いけない!?同居生活
新幹線で一時間、とはいえ降りてから在来線に乗り換えそこからまたバスで家の近くまで。
正直、しんどい。
「やっとついた・・・」
最寄りのバス停で降りるとキャリーバックをころころと引き連れ実家にようよう到着する。
田舎の、普通の一軒家。
「ただいまー」
声をかけながら中にはいる。
いつ振りだろうか。
ずいぶん帰ってなかったなぁ。
帰っても居場所はないし、兄嫁さんはいい人だけど特別仲良くしてるわけじゃないからなんとなく気まずいし。
まぁでも、お正月くらい・・・。
「あら、おかえり」
キッチン、と呼ぶより台所と呼んだ方がしっくりくるそんなうちの台所から顔を覗かせたのはお母さん。