いけない!?同居生活
沙紀と暮らすようになって。
当たり前のように沙紀の笑顔が側にあって。
キラキラと輝く宝石みたいな。
サンサンと煌めく太陽みたいな。
そんな沙紀の存在に。
いつしか溺れていたのかもしれない。
何気なくつけたテレビは、大して面白いものはやっていなくて。
それでも静けさが嫌でつけっぱなした。
ぼんやりと、ソファに寝転びなにを考えるでもなく瞬く。
場違いなほどの、テレビから聞こえる出演者の笑い声に。
なんだか、ひどく居心地の悪さを感じた。
「・・・暇」