いけない!?同居生活
「でも、今躍起になって探してるみたいだぞ」
「どうでもいい。勝手にさせておけばいい」
「見つかったらどうする。その時、ちゃんと逃げられるのか?」
「だから、どうでもいいんだって言ってるだろ!」
張り詰めた声。
ビクッと肩を震わせる。
春さんはハッとしたように目を見開くと、気まずそうに視線を反らした。
「年始早々、そんな話したくない。もうやめよう」
「・・・悪い」
「いや、俺も・・・ごめん」
気まずい雰囲気が漂う。
どうしよう。
なんの話か全く分からない。
春さんと倖也さんが言い合うなんてよっぽどのことだろうけど。