いけない!?同居生活
ビルまでたどり着くと、外から見るバーはもう電気が消えていた。
じゃあ、もうすぐ出てくるかな?
ビルが見える場所に移動し座って待つ。
しばらくすると、ごみ袋を両手に下げた誠さんが下りてきた。
ゴミを捨てに行くところなんだろう。
どうしよう。
ゴミを持ってるところに渡すのは微妙すぎる。
それに、まだ帰るわけじゃないみたいだから、もう少し待って・・・。
「誠!」
階段を駆け下りる音と、呼び止める声。
春さんの声だ。
春さんは誠さんを追いかける。
「ん?どした」
「これ。一緒に捨てといて」
春さんが、なにかを誠さんに渡す。