いけない!?同居生活
無性に恥ずかしくなって、悲しくなって。
感情が、ぐちゃぐちゃで。
飛び出すように駆け出して。
ぼやけたままの視界で走った。
友だちのままでいいなんて。
側にいれたらそれでいいなんて。
嘘ばっかりだ。
バレンタインなんて行事にうかれて。
春さんの想いとか、抱えてるものとか。
簡単に忘れてた。
渡すための言い訳だけを必死に考えて。
それが、春さんにとって負担になるかもしれないこと。
気を遣わせてしまうかもしれないこと。
優しさに、付け入ることだったかもしれないのに。
「きゃっ!?」