いけない!?同居生活
「私は、春さんの味方ですから」
「・・・うん」
春さんの手が私の頭を撫でる。
心地よくて、ふにゃっと笑う。
「ごめんね、熱があるのに・・・」
「いいんです。春さんの事、知れてよかった」
なにができるかわからないけど。
春さんが、教えてくれたことは、きっと一歩前進だよね。
春さんの掌に撫でられて、うつらうつらと夢の世界に落ちていく。
「さっちゃん・・・ありがとう。・・・大好き」
額に触れた温もりと、春さんの声。
それを理解する前に、私は眠りに落ちていた。