いけない!?同居生活
第6章
奪われた日常
「ふっかーつ!」
熱もすっかり下がり、復活を遂げた。
春さんはずっと私の看病をしてくれていて、本当に感謝。
春さんの事も知ることができて、もっと春さんの支えになりたいって思った。
私にできることをしよう。
「おはよう、さっちゃん。元気そうね」
「はい!もう元気ですよ!ありがとうございました!」
春さんに元気よくそう答えると、春さんはホッとしたように笑った。
「春さん、今日一緒におでかけしませんか?」
「おでかけ?」
「ずっと家に籠ってたので。少し散歩がしたいです」
ただ、私が春さんとデート的なものがしたいだけだったりするんだけどね。