いけない!?同居生活
「倖也さんっ!」
入ってきた倖也さんに飛びついた。
倖也さんは戸惑いながら私を受け止めた。
「お、おい、なんだ、どうした」
「ごめんなさいっ、私っ!私・・・っ!」
「は?なにがあった・・・?」
縋り付くように座り込み、ポタポタと地面に落ちる雫。
「春さんがっ・・・春さんが、・・・連れて行かれちゃった」
「・・・は?・・・くそじじいにか!?」
倖也さんが険しい表情で怒鳴る。
私は何度も頷いて答える。